防災備蓄というと、
「水や食料を何日分備えればいい?」
ということをまず思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん、水や食料は大切です。
でも、実際の暮らしを考えてみると、家族によって必要な備蓄品は違います。
そして、家族の年齢や生活環境が変われば、必要な備蓄品も変わっていきます。
義母の入院をきっかけに増えた備蓄品
義母が入院し、介護用のおむつが必要になりました。
それまでは、我が家に大人用のおむつを備蓄する必要はありませんでした。
でも、必要になったときに気づいたのです。
災害が起きた場合、介護用のおむつや尿取りパッドなどは、すぐに手に入るとは限らないかもしれない。
そこで我が家の備蓄品に、
・大人用おむつ
・尿取りパッド
・おしり拭き
を加えました。
孫が生まれて、さらに変わった備蓄
そして、娘たちに子どもが生まれました。
帰省してくることを考えると、今度は乳幼児向けの備えも必要です。
そこで、
・乳幼児用おむつ
・おしり拭き
・粉ミルク
帰省時用の備蓄として用意するようになりました。
普段、我が家では必要のないものです。

でも、「必要な人が家に来るかもしれない」ことも、備蓄を考えるうえでは大切な視点だと思っています。
災害時には「後回し」になるものがある
災害が起きたとき、まず必要になるのは水や食料、明かり、情報を得るためのものなど。
多くの人が必要とするものから、優先的に供給されることも考えられます。
一方で、
「介護用のおむつが必要」
「尿取りパッドが必要」
「赤ちゃんのおむつが必要」
「粉ミルクが必要」
というような、個別性の高いものは、どうしても後回しになる可能性があります。
だからこそ、
「自分たちに必要なものは、自分たちで最低限備えておく」
という考え方が大切だと思っています。
「必要ないかもしれない」ものも備える
もちろん、
「使わないかもしれないのに、買っておくのはもったいない」
という気持ちもあります。
だから、何でも大量に備える必要はありません。
まずは、
「これがないと困る」ものを最低限。
そして、普段使うものならローリングストックにする。
普段は使わないものなら、必要な量を考えて少量を保管しておく。
そんな備え方でもいいと思います。
備蓄は「家族の今」を映すもの
子どもが小さいときと、成長したあとでは必要なものが変わります。
介護が始まれば、必要なものが変わります。
孫が生まれれば、また新しいものが必要になります。
つまり、備蓄は一度揃えたら終わりではありません。
暮らしが変われば、備蓄も変える。
これが、無理なく続けられる防災備蓄だと思います。
「以前は必要なかったから」と、そのままにするのではなく、
今の我が家には何が必要なのか。
もし今日、災害が起きたら、
「これがないと困る」ものは何なのか。
一度、家の中を見回してみてください。
防災備蓄は、特別な誰かのためのものではなく、
今の自分と家族の暮らしを守るためのもの。
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