施設へ入所されることになったご両親のお住まい。
今回、ご家族から不用品回収のご依頼をいただき、訪問させていただきました。
長年の暮らしが積み重ねられた家の中には、たくさんの思い出が見え隠れしています。
家具も、食器も、カーテンも、照明も。
一つひとつが家族の日常を支え、たくさんの時間を共に過ごしてきたのだろうと感じました。
柱に刻まれた家族の歴史

そんな中、ふと目に留まったのが柱についたきず。
「柱のきずはおととしの〜♪」
思わず童謡のフレーズが頭に浮かびました。
きっとお子さんやお孫さんの成長を記録していたのでしょう。
そこには数字だけでは表せない、家族の歴史が刻まれていました。
家族が集う場所
お盆やお正月には家族が集まり、笑い声が響いていたのかもしれません。
食卓を囲み、何気ない会話を重ねた時間。
そんな温かな光景が自然と目に浮かび、こちらまで優しい気持ちになりました。

物がなくなっても残るもの
作業が進み、家の中から物がなくなると、空間は驚くほど広く感じられます。
けれど、本当に大切なものはなくなりません。
そこで過ごした日々や家族の思い出は、これからもそれぞれの心の中に残り続けるのだと思います。
家じまいは、単に物を片付ける作業ではなく、これまでの人生を振り返り、思い出を整理する時間でもあります。
新しい物語へ
空っぽになった家。
でもこの家が、また新しい誰かの暮らしを包み込み、新たな思い出を育む場所となりますように。
そんなことを願いながら、家を後にしました。
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